【妄想】架空のドリンクラベルを作ってみたら、中身までできてしまいました

 

ジャケ買い」という言葉がある。主にCDを買う際、視聴せずにカバーのアートワークだけ見て好みに合うものを選ぶ行為を指すが、なにもCDに限った話ではない。

酒や清涼飲料水の世界にも「ジャケ買い」がある。

筆者はもともと酒の仕事(バーテンダー、酒造の蔵人など)に就いていて、自宅には酒専用冷蔵庫1台とワインセラーが2台あるのだが、その内容物のほとんどはラベルの良さで買った酒たちだ。
ラベルだけ見て酒を買うのは面白い。ラベルデザインのセンスが合う生産者の酒はだいたい味も自分好みだし、中身とのギャップがあれば、それはそれで愉快だから。

シールタイプのラベルは、剥がしてスクラップブックにコレクションしている。眺めるだけで自分のセンスが良くなったような錯覚に陥る。

ちょっと話が変わって恐縮なのだが、なにか面白い漫画や小説を読んだとき、「自分にも描(書)けるのでは」という気にならないだろうか。
無闇に設定を考え始め、実際には何一つ手付かずのまま、自分がいなくなればまるで最初からなかったかのように消えてしまう物語。

ドリンクの「ジャケ」にも、それがある。

私もオリジナルの「ジャケ」を作ってみたい。


この記事は、簡単に使える文明の利器があるのをいいことに、架空の飲料のラベルだけ作って妄想を展開し続ける、毒にも薬にもサプリにもならない記録である。

デザインツール「Adobe Express」を展開するアドビの「みんなのデザインチャレンジ」企画に参加しているPR記事です。
PRと言いつつ、設定厨※のオタクが好き放題するだけの内容となっております。

※「設定厨」……物語本編よりも、世界観やキャラクターの設定に燃え上がる人々のこと。高度になると物語を創作する前に、世界地図や歴史年表を書いたり、新言語を作り始めたりする。

 


Adobe Expressで何ができる?

このたび筆者が手にした文明の利器、ことAdobe Express(巷では「Express」と略すらしい、電車みたいでかっこいいですね)は、アドビが提供する無料のオンライン写真/デザインツールだ。
ざっくり言うと、デザインの素人がふんわりとした気持ちで触ってもプロっぽいチラシやロゴ、SNSの投稿用素材が作れる便利なやつ。

Expressは基本的に無料。Creative Cloudのコンプリートプランを契約していれば、有料機能も使い放題だ。筆者もコンプリートプランだが、使ってみるのははじめて。

Instagramの投稿やTikTokの動画はもちろん、テンプレートを選んで編集するだけでチラシやロゴ、飲食店のメニューなども作ることができるらしい。
さらにオンライン版には無料で使える生成AI、Adobe Fireflyの機能もあり(回数制限あり)、作成したいイメージをテキストで入力するだけで、写真やイラスト風の画像が出力される。

実在しそうな人物や風景はもちろん、たとえば……

 

(すべて無料の生成AI機能を使用)

こんな無茶振りにも応えてくれる。さすがはアドビの生成AI、呆れるほどのハイクオリティだ。人間の想像力の斜め上をいっている。

しかしこれだけでは終わらない。Adobe Fireflyが生成したこれらの画像を使って……

ファンタジー世界のレストランを妄想して、勝手におすすめメニューを作るなんてことも可能だ。これは「レストラン メニュー」で検索した無料テンプレートをベースに、料理長の顔は生成AIで「ファンタジー世界の男性、耳の先が尖っている」と入力したもの。
料理名の囲みが少々ぎこちないが、異世界の言語をAR翻訳にかけた画面だと考えると胸が熱くなる。

こういう無意味なことをしている時間が人生でいちばん楽しい。
ちなみにこのレストランは終端の国・ヴァルドランドにある高級店で、ナイトエルフによる運営のため通貨がξであり、他種族は適宜ランドドミクロン単位で換金を行う必要があるという設定である(この記事、ずっとこういう感じですが大丈夫ですか?)。

本題に移ろう。

要はExpressの機能を使って、架空のドリンクラベルを作りたい。具体的には、ワイン、日本酒、クラフトビール、クラフトコーラの妄想ラベル。

豊富な素材とテンプレートがあるのなら、デザインなんて一切やったことがない筆者でもなんとかなるはず。
というか個人の遊びなのだから、多少かわいそうなデザインになっても楽しければOKだ。

ここから出てくる画像は、筆者が自分で撮影したもの以外は全て、Expressのテンプレートや画像素材、生成AIによるものである。
作りたいデザインの都合上、今回はExpressのプレミアムプランで有料機能を大いに活用していく。ちなみにCreative Cloudのコンプリートプランを契約していれば、プレミアムプランを無制限で使える。

各画像に付随する説明文も全て「ない話」……つまり虚構だ。人物も製品も実在しない。

それをことわった上で、さっそくラベルデザインを始めよう。

 

 

妄想1:ワインラベルの「あるある」 ー スーパーの棚でうっすらと埃を被っている安旨ワイン編

まずは「ラベル読んでも全然意味が分からん」ことでおなじみ、ワイン。
一見ややこしそうだが、特定のタイプのラベルを模倣するだけなら、とある画像素材を探せればなんとかなる。
それは何かというと……

城のイラストだ。
いや、実際は城でなくてもいい。それっぽい洋風の大きな建物であれば問題ない(このイラストはExpress内の素材から見つけたもの)。

ワインの有名産地で「ボルドー」という名を聞いたことがあるだろうか? ボルドーワインのラベルには「城っぽい大きな建物が描かれがち」という特徴があり、実際ぶどう畑を領する大きな醸造所を「Château(シャトー/フランス語で城の意)」と呼ぶ。
スーパーなどでワインの棚を眺めてみれば、城っぽい建造物が描かれたラベルはだいたいボルドーか、ボルドーのスタイルに寄せた他国のワインであるとわかる。

城のイラストを真ん中あたりに配置したら、あとは適当な西暦、「Château」から始まる名前、アルコール度数などを書き込めば……

こんな感じで、ちょっとありそうなワインラベルのできあがり。手描き風のイラストや金のフレームなど、ワインラベルの妄想に便利な無料素材が豊富で、選ぶのが悩ましかった(フォントは一部有料)。


これは「スーパーで1,000円くらいで売られてるボルドーワイン」をイメージした、架空のワインラベルだ。
ポイントは
①ゴールドの箔押しがされていて、
②なんらかの賞の受賞ラベルありきのデザインになっていて、
③ヴィンテージ(西暦)がごく新しい
……の3つ。
ワインをしょっちゅう飲んでいると、「この感じのラベルならこういう味だろう」というのが予想できるようになってくるのだが、このラベルから受ける印象としては「香りはカシスとブラックベリーで、味はアルコール感とタンニンが強い、がっつりフルボディの赤ワイン」。ワインがお好きな方には、きっとなんとなく伝わるだろう。

「実在しそうなラベルのまがいものを作って何が楽しいんだ?」と思われるかもしれないが、筆者くらい酒を買い込んでいると、ラベルの「あるある」を考えているだけでも異常に楽しい。「自然派ワインのラベルあるあるは?」「ちょっと歪んだラベルに、水彩の抽象画」「ガハハ」みたいな会話をずっと脳内で繰り広げていられる。

本当は原産地などの設定も考えたいところだが、このラベルの妄想だけで記事が終わりそうなので次に進もう。

 

妄想2:日本酒のラベルに見える、限界のラインを探ってみよう

さて、次は日本酒だ。

最近の日本酒のラベルはイラストやタイポグラフィを駆使したオシャレなものも多いが、昔からよく見るタイプのラベルであれば、「無地、または和紙のような背景」「ぶっとい筆文字」の2点をおさえるとそれらしくなる。

これだけで、なんとなく既視感のある雰囲気(フォントは有料)

さらに「家紋」や「角印」など、日本の伝統を感じる素材を散りばめれば……

かなり"本当"っぽい。酒屋さんの棚に紛れ込ませても2日くらいはバレない気がする。

ポイントとしては、「純米吟醸」や「本醸造」などの日本酒用語を添えて焼酎ラベルとの差別化をはかり、真ん中にでかでかと適当な言葉を配置すること。

適当な語を入れ替えて、どこまで日本酒のラベルに見えるかの限界に挑戦するのも楽しい。「墾田永年私財法」はギリギリのラインでありそうな感じがする(ちなみに「米騒動」は焼酎の銘柄で実在した)(あるんかい)。

もう少し遊んでみよう。
日本酒だけでなく、お醤油やお味噌など、和の食材のパッケージに使われがちな「ぶっとい筆文字」について。
幼少期の筆者は「これは誰が書いているんだろう……」と疑問に思っていた。そこで、

生成AIに架空の書道家の画像を作ってもらい(プロンプトは「筆を持って微笑むアジア人男性」)、

生産者の顔が見えるPOPを作成した(一部有料フォントを使用)。
これで、今まで作者不明だった筆文字も、すべてこの架空のおじいさんが書いたということにできる。
(本当は各フォントをデザインした偉大な方がいらっしゃるわけだが、あらゆるパッケージの筆文字を担当している売れっ子の書道家おじいさんがいたら……と、いちど妄想してみてほしい。このおじいさんはキティちゃんレベルで仕事をこなしている。)

 

…………。

 

いいわあ。

なんだか楽しくなってきた。
ここからはラベルだけでなく、商品を作った生産者と、そのバックグラウンドについても妄想してみようと思う。

 

妄想3:マイクロブルワリー、BEER PEOPLE GOOD PEOPLEについての記録

クラフトビールのラベルは自由だ。
写真もイラストもなんでもありで、「クラフト」の精神をそのまま投影している。

だから、Expressで探した素敵なイラスト(こちらはプレミアムプラン限定)に、ビールの名前と、スタイル(ビールの種類のこと/迷ったらとりあえず「IPA」など)を書いておけば、かんたんにクラフトビールのラベルらしきものが作れる。テキストのデザインやレイアウトもExpressがあれば思いのままだ。

 

このビールを造っているのは、カリフォルニア出身のDavid Robinson氏。現在は宮城県沿岸にある吉川市で、小規模ブルワリー(醸造所)の責任者をつとめている。

▲2年前にブルワリーを訪問した際のDavid氏。ジョッキで豪快にビールを飲みながら、ガレージでタンクを洗っているところ。

彼の愛称は「デイブ」。日本に住み始めて13年になり、「ビールの飲みすぎで、そろそろデイブじゃなくてデブになっちゃうかも(笑)」だなんて流暢に冗談まで交わしていた。

彼のブルワリーの名は「BEER PEOPLE GOOD PEOPLE」。
各ビールの名には必ず「GOOD」が入るという特徴があり、ファンからは「GOODのビール」なんてかわいい愛称で呼ばれることも。

最初はごく小さな、半分趣味で始めたようなブルワリーだったが、どのビールもクオリティが高くたちまち人気になった。今や吉川市ふるさと納税の返礼品にまで選ばれている。
つい先日は、世界各国の人気ブルワリーを訪問する人気YouTuber・JAY ROSS氏が取材に訪ねてきたくらいだ。

▲世界のビールやブルワリーを紹介するチャンネルで、大人気のJAY。

YouTubeのレコメンドで、彼の姿を見たことがあるという方も多いだろう。
JAYが訪ねてきてくれたおかげで、BEER PEOPLE GOOD PEOPLEの新作は爆発的に売れ、ブルワリーで働くスタッフすら買えなかったほどだという。
以下はその、新作ビールについて語るデイブの話の抜粋だ(筆者の拙い和訳で申し訳ない)。

Youtube:WHY DON'T YOU BEER!? #237より)

JAY:君たちの新作はラベルもイカしてるね。この風景は日本の?

デイブ:いいや、少し前に社員旅行で行ったハワイだよ。ビーチサイドに寝転がって夕焼けを見ていたら、「これだ!」と思ったんだ。まるで雷に撃たれるような体験だったね。

JAY:それでインスピレーションが湧いてきた?

デイブ:そういうこと。ぜひたくさんの人に飲んでもらいたいけど……どうかな、君がきたから(笑)

JAY:そうだよ!(笑)僕もこのマスターピースを、みんなに飲んでもらいたいけど……ここに映ってる缶はみんな僕ん家の冷蔵庫行き。ごめんねみんな!

 

……JAYの話を聞いた後だと自慢話みたいに思われてしまうかもしれないが、これがBEER PEOPLE GOOD PEOPLEの新作「THE GOOD SUNSET」

行きつけのビアバーに偶然入荷しているのを見つけて即購入(最後の一本だった)、その場でいただき、記念に缶まで持って帰ってきてしまった。
専門店であってもほしいビールに出会えるかは運次第。このビールに限っては、今年の運気を全部使い果たしたんじゃないというほどラッキーだった。

 

 

 

うわ言に付き合わされて、動悸や吐き気、頭痛などの重篤な症状を自覚し始めていませんか? 恐れ入りますが心配です。
筆者はだんだんデイブさんが実在しないのが悲しくなってきました。生成AIと3Dプリンターってまだ合体しない感じでしょうか。

…………


前置きした通り、デイブさんの写真はもちろんJAY(そんなYouTuberはいない)のサムネイル、ビールのラベルにいたるまで全てExpressで作成している。

妄想を広げるため生み出された画像たち

ラベルは「二毛作」と同じく家庭用プリンターでシール台紙に印刷し、適当な空き缶に貼ったもの。

Expressの力を借りたら、無意味な妄想が手に取れる現実になり始めてしまった。設定厨との相性が悪すぎる(いい意味で)。

怖くなってきたので次で最後にしよう。
最後は酒でなく清涼飲料水、クラフトコーラのラベルだ。

 

妄想4:ボタニカル系インフルエンサーがプロデュースするクラフトコーラ「FLORAL COLA」

アドビの生成AIとの対話(プロンプトを工夫して希望通りのイメージを生成させる行為)が上達し、こんなに素敵なイラストを描いてもらえるようになった。

筆者好みのお花の絵。せっかくなのでこちらを少し加工して……

いい感じのラベルに仕立ててみた。最近はクラフトコーラもオシャレなラベルのものが多いから、案外”ある”路線かもしれない。これが売ってたら買いたいもんね。

さて、綺麗な花束が描かれた架空のクラフトコーラ。一体中身はどんな味で、どんな人が開発したのだろう。

 

 

 

 

五十嵐尚美さんという女性がいる。

彼女は沖縄県の離島、西鳥島(にしのとりしま)に住んでいる。Instagramのフォロワー約12万人と、あつい支持を得るインフルエンサーの一人だ。SNSでの愛称は「なおみそ」。
関西で研究職に就いていたが退職し、人口わずか数十人の島で、パートナーと二人で暮らしている。

彼女の仕事はハーブ園の運営と管理。沖縄の日差しでハーブはよく育ち、海から吹き付ける風によって害虫や病気も少ないという。南向きの立地に恵まれたハーブは冬の間も収穫が可能で、本州からの大口注文を受けることも度々あるらしい。

Instagram @naomiso_herb の投稿より)

SNSでは日々島の暮らしや、ハーブの使い方などを紹介。来年には地域のレストランと共同で、少人数貸切制のロッジをオープンさせる予定らしい。

アクティブで好奇心旺盛ななおみそだが、実は所有している農園は他にもある。

それがこちら。見渡す限り立派なバラやハイビスカスが咲き誇る、フラワーガーデン! SNSで人気が出るのも納得の景色、これをほとんど一人で管理しているのだというから驚きだ。

さて、なおみそはかねてより、Instagramのストーリーズでこんな悩みを発信していた。

「ハーブは料理や雑貨に使えるのに、お花は見て終わりなのは勿体無い気がする」「何か使い道ないかなあ?」

彼女が育てる植物は、(育てるのが非常に難しいとされる)バラであっても、そのほとんどが無農薬、あるいは減農薬栽培。彼女の発信を目にして、大阪に拠点を置くドリンクブランドが名乗りを上げた。「花を使ったクラフトコーラプロジェクト - FLORAL COLA」のはじまりだ。

土地の名産品を使った清涼飲料水は、「地サイダー」や「地ラムネ」などと呼ばれ、全国各地で販売されている。そこで近年新たなブームを巻き起こしているのが「クラフトコーラ」
「クラフト」という語に明確な定義はなく、そもそもコーラとは何かという議論もある。
今のところ、アフリカの熱帯雨林に植生する「コラノキ」から穫れるコーラ・ナッツ(カフェインを含有するため、現地の方は嗜好品として実をそのまま食べる)を使う、という決まりに落ち着いているのだが……

 

 

あれ?

 

 

 

あの、すみません中断して。

でもちょっと待ってください。コラノキって実際にあるんですよ。これは本当に。コーラ・ナッツもあるし、日本でも買えます。

てことは。

てことは、もしかして……

 

実際に、作れるよね?

…………

 

あっ

 





 

 

 

 

できた。

アクセルベタ踏みの妄想をかっ飛ばしていたら、実在しない人が作った、架空のコーラができてしまった。そしておいしい。

バラとハイビスカスをふんだんに使った真っ赤なコーラ。マドラーの代わりにハーブの枝で混ぜるのがなおみそスタイルだ。

花の香りが立ち上るこのコーラを飲んでいると、なおみそさん、このあいだインスタライブでペロ助(元保護犬、真っ白の毛並みのいい子)が乱入してきてかわいかったなとか、そのままテーブルの上のパンくわえて爆逃げしててメチャ笑ったなとか、ない記憶がどんどん蘇ってくる。わたしはいったい何を?

ラベルのお花のイラストは、きっとなおみそさんのパートナーさんが描かれたのだろう。もはや妄想でもなんでもいいのだ。こうして今この手にクラフトコーラがあること、その事実だけがたまらなく面白い。

 

 

 

当然のことながらなおみそさんは実在せず、@naomiso_herb などというアカウントも存在しません。


Adobe Expressをぜひ使ってみてほしい

さて、筆者が今回生成AI画像、ブランドロゴ、Youtubeサムネイル、Instagram投稿画像、そしてドリンクラベルの作成に使ったAdobe Express。

www.adobe.com

こちらはPCからならアプリのインストールがいらないオンラインツールで、誰でも無料で使用できる。
無料版だと機能の制限等あるものの、かなり多くの素材やテンプレートが用意されているため、筆者のように妙な使い方をしないのであれば、まず無料で触ってみていただくと良いだろう。
有料版では動画の背景削除などの高度な編集機能や、25,000書体を超えるフォントが使用可能になるなど、大幅に機能が拡張される(2023年12月時点)。

また、専用アプリをインストールすることでタブレットスマートフォンからもプロジェクトの編集が可能だ(一部機能の制限あり)。

クラフトコーラのラベルは試しにiPad版のアプリで作ってみたのだが、チュートリアル等もなしに直感的に操作でき、素晴らしい使い心地だった。今までなぜ知らなかったのだろうと率直に後悔している。


今まで、「InstagramTikTokの投稿をきちんとしている人たちはすごいな〜、デザイナーさんとか雇ってんのかな〜」と思っていた答えがこれだった。
SNSをなんだか良い感じにしたい方は、一度Expressを試してみるといいかもしれない。

 


Expressを使って妄想を繰り広げ、気づけば朝。
洗面所の鏡に写る自分の顔を見て「生成AIが作った人みたいだな」と思ったので、多分そろそろ寝た方がいいと思う。

皆さんも、Adobe Expressを使って自らの妄想をちょっとだけ現実にしてみてはいかがだろうか。

 

 

 

※お酒は二十歳になってから
※生成AIユーザーガイドラインこちら

【酒屋さん監修】「世界一やさしい日本酒入門」を目指して、資料を作ってみました

 

こんにちは、JUNERAYです。

皆さんは日本酒がお好きですか?私は大好きです。夏の午後、プールへ行った帰りにアイスを食べて、クーラーの効いた部屋でする昼寝くらい好きです。

長いことお酒や飲み物にまつわる仕事をしていて、ありがたいことにビギナーさんにお酒の基礎知識や美味しい飲み方などのレクチャーをさせていただく機会も増えました。
日本酒についても何度か解説記事を書いているのですが、実は毎回ぶつかる壁でかい)(かたい)があります。


まじこれ。

馴染みのない専門用語がたくさん出てくるだけでなく、そのいちいちが「特別本醸造とか、「山卸廃止酛」とか、墾田永年私財法か??ってくらい漢字の繋がった用語だらけ。ぷよぷよだったら連鎖して消えてます。

ビギナーさんの中には、「日本酒のことが知りたいと思って入門書を買ったけど、ちょっと読んだだけで投げ出しました」なんて方も少なくなく、レクチャーする側としてはなんとかしてそのハードルをバキメキョに折っておきたいところ。

そこで筆者は考えました。
「できるだけ難しい情報を排除した、ビギナーさんが読んでも「イヤッ!」とならない資料を作れないものか」と……。
もちろん、日本酒について分からないことがあれば店員さんに訊くのがベストですが、慣れないうちは緊張してしまうもの。そんなときに、少しでも頼りになる資料が手元にあったら……さらにその資料をもとに自分で選べちゃったりなんかしたら……最高じゃね!?という作戦です。

ちょうど近々、浅草橋の酒屋・SAKE Streetさんでビギナーさん向けのワークショップを開催する予定。
願ってもない機会!ということで、SAKE Streetの二戸さんにお願いして、ワークショップ用に作成した資料の監修をしていただくことにしました!


左側が二戸さん。SAKE Streetさんは、東京大学農学部味覚サイエンス研究室との共同研究で、自分の好みの日本酒スタイルに出会える「酒ナビ 好みの日本酒発見診断」をリリースするなど、ビギナーさんにたいへん親切な酒屋さんです。

ちなみに筆者は前職が花屋&バースタッフで、資料らしい資料は作ったことがありません。はたして実用に耐えうるものができるのか!!?

これは、PDFツール「Adobe Acrobat オンラインツール」を展開するアドビの「みんなの資料作成」企画に参加しているPR記事です。
今回作った資料もIllustratorで作成→Adobe Acrobat オンラインツールでpdfに変換しているよ!

 


ビギナーさん向けの日本酒資料を、日本酒のプロに見てもらう

〜あらためて、この記事に出てくる人の紹介です〜

【JUNERAY】
筆者。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA(日本酒・焼酎特化の認定制度)などの資格を有しているため、酒についてはわずかに知識がある。資料作成はほぼ初めてで、文字のポイントを何ポイントで書いたらいいかわからない。

【二戸浩平さん】
浅草橋の酒屋・SAKE Streetさんのスタッフであり、同名の日本酒Webメディア・SAKE Streetの編集長もつとめる日本酒のプロ中のプロ。WSET SAKEにてLevel3の資格を持つ。二戸さんが書かれる記事はとても面白いのでぜひ読んでほしい。

資料を1ページずつ読みながら、二戸さんにご意見をいただきます。皆さんも(文字がちっちぇ〜〜くて申し訳ないのですが)ご一緒に資料をご覧ください!

こんにちは!いま企画している「ビギナーさん向け日本酒ワークショップ」ですが、配布資料を作ってみたので、ご覧いただいてもよいでしょうか?

こんにちは!おお、ぜひ見せてください!

ワークショップ中のレクチャーで使うだけじゃなく、家に帰ってからも役立つ情報が書かれた、実用的な資料になるといいな〜と思いまして……まず1ページ目がこれです。


資料その1 まずはチャートで全体像を掴んでもらいたい

資料1ページ目はお酒の種類のきほんから
(A4印刷用の資料なので、スマートフォンなどからご覧の方は小さくてすみません!グワーって拡大しつつご覧ください)。

なるほど、かなりざっくりとした図解ですね。

専門書の細やかさが「大根おろし」くらいだとしたら、「おでんに入ってる大根」くらいのざっくり感となっております。
専門書だと、序盤で説明される「麹と酵母の違いって?」みたいな部分も大幅に省略して、原材料→できるお酒→さらに蒸留するとできるお酒というフローチャートにしました。

ビギナーさんからしたら、このくらいのシンプルさが有難いのかもしれません。僕たちからすると省略されている部分がかなり多いですが……

以前、20代前半の方にウイスキーって何からできてるか知ってる?」と質問したら、「なんか……木?木でできてるお酒?」って言われて。

あー!!「ミズナラ」とかいいますもんね。樽のイメージなんだ。

「なるほど、そこから説明するといいのか!」と膝を打ったので、身近なビールと繋がってるお酒なんだよ、とイメージしやすいようにしてみました。


「そういうことなら、いい図だと思いますよ」と好反応。やったね!


資料その2 「日本酒のラベル、まじまじ読んでも何が書いてあるか分からなくない?」のはなし

次のページでは、ビギナーさんが日本酒のラベルを読めるようになるために、まず初めに押さえるとよい3つのポイントについて書きました。
なぜこの3つかというと、「日本酒のラベルを解読するために避けては通れない知識」と思っているからです。お酒全般そうですが、ラベルに何が書いてあるのか分かるようになると、自分で買うのが一気に楽しくなりますよね。

▼JUNERAYが考える、ビギナーさんが押さえるとよいポイント
①お米の磨き具合
②火の入り具合
蒸留酒が入っている/いない

味や香りの表現でなく、まず「ラベルの読み方」から入るんですね。

自分がビギナーだったとき、お酒の棚を前にした時の圧倒的な無力感って「何が書かれてるか全く分からないこと」が原因だったなと思いまして……。

なるほど。どんなお酒か分かった上で飲めると、その後のご自身の好みの把握にも繋がりやすいですからね。
あと、よく訊かれる質問として純米吟醸ってどういう意味ですか?」みたいなのがあって、それに答えるためにはまず精米歩合(せいまいぶあい)の概念を知っていてもらった方がスムーズだなあと。

精米歩合……お米の磨き具合を示す言葉。精米歩合60%と言ったら、外側を40%ぶん削ったよという意味。

精米歩合はラベルに書かれていることが多い情報ですもんね。味への影響もそうですが、「ラベルを読んで意味がわかる状態になる」と、中身がどんな日本酒なのかの解像度がぐっと上がると思います。

自分がビギナーだった頃を思い返すと、はやく「読める、読めるぞ!」の状態になりたかったです(笑)


ラベルの意味が分かるようになると、酒屋さんは激アツである


資料その3 日本酒は魚に例えると分かりやすい?


3ページ目は、「生酒とは何か?」と、「純米酒とは何か?」についてのおはなし。


②の火の入り具合なんかは、おうちで保管するときの指標になるから覚えておくといいかなと思ってます。
ひやおろし」とかの用語は変えようがないので、そのまま記憶してもらうしかなくて申し訳ないのですが……

ひやおろし……2回目の火入れをせず、夏の終わり〜秋頃に出るスタイルの日本酒。ほどよいこなれ感があり、秋の味覚と合わせるとたいへんうまい。

この、「1回火入れ=タタキ」って表現いいですね!魚で例えるとわかりやすい。
「生貯蔵酒」とか「生詰め酒」とかは、じゃあ具体的にどう味が変わるのかと言われると、ケースバイケースで説明が難しい部分でもあるので、まとめて「1回火入れ」で覚えてもらってもいいと思います。

③の蒸留酒が入っている/いないについても、たとえば純米吟醸吟醸って何が違うの?」と疑問に思ったときに、理解しておくと便利! ということで、解説を入れました。
アル添を良く思っていない方はいまだに多いですが、私はあまりアル添のことを悪く言いたくないので、思い切ってポジティブな効果を押し出してみています。

※アル添……「アルコール添加」の略。日本酒に適量の蒸留酒を加えること。

アル添を悪く言いたくないというのには僕も賛成です。ただ……

ただ?

アルコール添加をしているものと、していないもの(純米酒)とで、ほとんど違いがわからないものもあるじゃないですか。

それは……ある……!!すごい純米酒っぽい匂いがするな〜と思ったらアル添だったり、その逆もありますよね……。

だから、知識として覚えておくのはいいけれど、実際に味わうときにどこまで指標になるかというと、ちょっと難しい部分もありますよね。


資料その4 よくある質問への回答も載せたい!「純米」とか「大吟醸」とかって実際なんなのよ??

それでいうと、次のページの特定名称酒の説明についても……?


よくラベルに書かれている「純米」や「大吟醸」などは、各条件をクリアした「特定名称」と呼ばれるものです(これも身につけようと思ったら暗記するしかないので、この画像を見返したりしてみてね/個人使用であれば保存OKです)。

そうなんですよね……本当だったら先ほどの資料の「精米歩合」と「アルコール添加」の知識がここに活きてくるはずなんですけれど、最近は精米や醸造の技術が上がったおかげで、味の違いがほとんどないようなお酒も出てきて。

フルーティーで雑味がないから、純米吟醸純米大吟醸だと思って飲んでいたのに、実はただの純米酒だった!みたいな。めっちゃ身に覚えある……。

だから、JUNERAYさんの資料に書いてある情報は、「ラベルに何が書いてあるのか」を読み解くのには役立つと思いますが、「実際に大きく味や香りが変わる要素」かと言われると、強く言い切れないところがあります。

た、たしかに……!それじゃあ、ビギナーさんにとって本当に役に立つ日本酒知識って、一体なんなんでしょうか?

 

日本酒ビギナーさんが注目すべきは、「アルコール度数」?

そうですね……たとえば、アルコール度数をチェックするなんてどうでしょう?ラベルに必ず書いてありますし。

アルコール度数!詳しく聞かせてください。

いま市販されている日本酒って、ざっくり分けると①アルコール度数低めのタイプ②スタンダードな度数のタイプ③アルコール度数高めのタイプの、3つがあるんです。

それぞれ①13度以下②15度前後③17度以上でしょうか。

ええ、そのくらいです。できたての日本酒(原酒)はアルコール度数が高いから、「割り水」といって、少し水を足してから出荷するんですね。それが15度前後で、発酵が完了したお酒に水を足しているから、すっきりとした味わいの物が多いです。

なるほど。一般的に「日本酒」と言われてイメージするのは、②の15度前後タイプですよね。

逆に①の13度以下タイプは、途中で発酵を終わらせているものが多くて、そのおかげでアルコール度数は低め、やや甘めにできあがる。

うんうん。低アルコールで甘めの日本酒って、数年前から流行しているような気がします。甘酸っぱくて、シュワシュワしてるスパークリングタイプのものも多くて。

そして③の17度以上タイプは、割り水をしていない「原酒」と呼ばれるようなお酒。味のパンチが強くて、玄人さんに好まれる傾向にあります。


「アルコール度数でだいたいのスタイルがわかる」というのは盲点……!

確かに!③のアルコール度数高めな日本酒って、わたしも「飲んでてちょっと疲れるな」と思うことがあります。ビギナーさんは①の、甘さがあってやさしい度数の日本酒から飲み始めると良さそうですね。

度数の高い日本酒は、氷を入れて飲むのもいいですよ。夏場は特に、味の強いお酒よりも、スッキリとした味わいのお酒の方が美味しく感じられやすいですから。


二戸さんのおはなしを元にして追加した資料。ビギナーさんは、13度以下のやさしいお酒がおすすめです。


お店で使えるキーワード「華やかな日本酒ありますか?」

あと、SAKE Streetには「酒ナビ 好みの日本酒発見診断」というものがあって、これは多数の方に味や香りの好みについてアンケートをとって、それを機械学習させたものなんですね。

食べ物の好き嫌いなんかを答えるだけで、おすすめスタイルの日本酒を紹介してくれる診断ですよね。使ってみましたが楽しかったです!

この診断は、12のスタイルから1つがおすすめされるようにできているんですね。その中に、事前アンケートの時点から圧倒的に人気だったスタイルがあって、それが「華やか&フルーティ」だったんです。

へー!!それはアンケートに参加した方に、好みの偏りがあったわけでなく……?

ええ、アンケート結果からどうやら年齢や性別、経験値の偏りなく、多くの人が華やかでフルーティーなスタイルの日本酒が好きだってことが分かってきて
まだ自分の好みのスタイルがわからないというビギナーさんにも、華やか&フルーティーな日本酒をおすすめするようになりました。

そう言われてみると、私自身もフルーツ系の香りの日本酒は大好きです。
ちなみに私が診断したときは、「チャーミング&ライト」のスタイルをおすすめされたのですが……

「チャーミング&ライト」は2番目に人気ですね。これは先ほど、アルコール度数低めの日本酒として紹介したような、甘味と酸味のバランスがとれた軽やかな日本酒のことです。

キュンとした甘酸っぱさを「チャーミング」と表現してるんだ!かわいい!
しかも、最近のライト&チャーミング系の日本酒は、フルーティーな香りをもつものがほとんどですもんね。無敵なのかも。


よく考えたら、最近飲んで気に入った日本酒はだいたい「華やか」&「フルーティー」か「チャーミング」なスタイルだった気がする……(「華やか」と一口に言ってもバリエーション豊かで飽きない)。

……じゃあビギナーさんは特に知識がなくても、度数だけ見てアルコール低めのタイプを買うか、お店の人に「華やか&フルーティーなタイプをください!」って言えば、だいたいおいしいお酒にありつけるってことですか……!!?

その可能性が高いです!

わー!!今まで頑張って作ってた資料はなんだったんだってくらい簡単だ!!

最初の1本でおいしいなと感じた後に、他にも色々試してみようと思ったら、JUNERAYさんが資料に載せてらっしゃったような知識が活きてきますからね。決して無駄ではないですよ。


そんなわけで、二戸さんにいただいたアドバイスをもとに追加した資料がこちら。日本酒に苦手意識がある方も、この方法をぜひいちど試してみて!

ものすごい有益なお話をありがとうございます。おかげでワークショップ後も有効活用していただけそうな資料ができました!

いえいえ、僕もワークショップの開催を楽しみにしています!


資料作成にはAdobe Acrobat が便利!

さて、今回二戸さんにお送りした資料はAdobe Illustratorで作成し、JPGで出力したもの。ワークショップで配布するために、PDFファイルにまとめておきたいところです。

この記事はAdobe AcrobatというPDF編集ソフトのプロモーションですが、筆者はふだんの仕事でPDFファイルを扱う際も、Adobe AcrobatAdobe Acrobat オンラインツールを使用しています(理由:この上なく便利だから)。

Acrobat オンラインツールなら、JPGのデータをオンライン上で簡単にPDFに変換できて楽ちんです。←ところで楽ちんの「ちん」て何?←平安時代からの言葉で、「小さい」という意味だそうです。←PR中にググんなし←ごめんて

www.adobe.com

資料のページ入れ替えも簡単にできるので、ページごとの作り直しや、追加が必要になっても安心。有償のAcrobat StandardAcrobat ProCreative Cloudのコンプリートプランを契約している場合は、「ファイルを結合」の機能を使って複数のJPG画像を一気にPDFファイルにまとめられます。

www.adobe.com

www.adobe.com


さらに「Adobe Scan」というアプリを使うと、ワークショップ中のメモ書きをスマートフォンでスキャンしてPDFに変換する……なんてことも可能。
スキャンしたPDFファイルはAdobe クラウドストレージに自動で保存されるので、後でPCからAdobe クラウドストレージにアクセスし、Acrobat オンラインツールを使ってPDFを編集するといったこともできます。
参加者さんからのフィードバックシートの管理にも役立ちそうですね!


人生においてほとんど資料を作ったことがない筆者でしたが、Acrobat オンラインツールを使ってなんとか資料らしきものができました(と信じたいのですがいかがでしょう)。

ワークショップでも大活躍のAcrobat オンラインツール、ぜひ一度使ってみてくださいね!

www.adobe.com

 

▼おまけ・作ったはいいものの、本文に載せる場所を見失った迷子のページ


最近チェーンの酒屋さんでも見かけるようになった、「生酛」と「山廃」の味わいのちがいについて二戸さんに教えていただきました。
PRパートを読み飛ばさない、やさしいあなたの役に立ちますように……。

花瓶タイプ別・切り花をいい感じに飾るコツ【花屋のノウハウ詰め込み記事】

 

 

■はじめに

こんにちは、JUNERAYです。

こちらは元花屋の筆者が、おうちでお花をいい感じに飾るための考え方やノウハウ、小技についてをまとめた記事です。
切り花の取り扱い方をざっくりと説明するパートと、ちょっとしたコツまでは無料でお読みいただけます。
その先の有料部分では、花瓶の形別におすすめの飾り方、よくありがちな失敗などを記載しています。
全体的にビギナーさん〜中級者さん向けですので、現役フローリストさんや飾り慣れている方にお読みいただいても、たぶん知ってることしか書いてません。

▶︎目次

---どなたでも読める部分---

■はじめに
■お花飾り基礎編
■よくある失敗(というほどでもない要注意点)

---ここから有料部分---

■ビギナーさんに一輪挿しをおすすめしない理由
■一輪挿しでこなれ感を出すとしたら
■花瓶のサイズ感の捉え方
■花瓶の材質について
■ビギナーさんが扱いやすい花瓶はこの形 ~とりあえずこれ買っとけ~
■花瓶別・使う際の考え方 ①シリンダー型
■花瓶別・使う際の考え方 ②口の広い壺型
■花瓶別・使う際の考え方 ③口の細い壺型
■花瓶別・使う際の考え方 ④皿型
■花瓶別・使う際の考え方 ⑤球型
■花瓶別・使う際の考え方 ⑥山型&砂時計型
■水はどのくらい入れるといいの?
■「花がすぐ萎れた」の理由はだいたいこの3つ
■おわりに

有料部分はこんな感じ 有料部は写真や図解多めで7800字くらいあります(長い)

切花を飾る上での基礎的なポイントについて、筆者の経験や知識を惜しみなく書き連ねましたので、お花を飾りたい人にとって少しくらいはお役に立てる記事になっているはずです。

無料部分だけ読んで「へ〜」と思っていただいても全く問題ありませんので、お暇な時間にでもお付き合いいただけましたら幸いです。

はてなブログの編集画面から有料記事を簡単に作れる機能が実装されたらしい!すごいぞ!

 

■お花飾り基礎編

さて、まずは「切り花の基本的な取り扱い方」について。
この記事では前提として、お花を少しでも長持ちさせることを目標とします。せっかく買ったお花がすぐに萎れちゃったら悲しいですからね。

切り花を買って、水を張った花瓶に飾ったあと、通常は以下の手順でお世話していきます。

①茎の先端を数センチ切り戻す(2~3日に1回/夏場はなるべく毎日

古い切り口は水を吸い上げづらいのと、微生物に汚染されてそこから弱ってしまうことがあるので、2〜3日に1度は先端を切り捨てます。
その際のハサミは、中性洗剤で洗うかアルコールでよく拭き取るかして、清潔なものを使用します(人間でいうと、執刀されるメスが汚かったらヤバいみたいな感覚)。

ちなみに「茎を切るときは斜めに切った方がいいんですよね?」とよく訊かれますが、確かに茎にある程度の太さがあって硬い植物は、斜めに切った方がよく水を吸い上げます。
反対に、茎が細く柔らかい植物は、斜めに切ることで自重で切り口を潰してしまう場合もあるので、水平に切り落として構いません。

また、「花の水揚げは、水を張ったバケツなどの中に茎を入れて、その中で切らなければならない(水切り)」という説もありますが、多くのお花屋さんは空気中で普通に切っています(空切り)。
お花の持ちを研究している専門の方にお話を伺った際も、元気なお花であれば水切りだろうが空切りだろうが大して差は見受けられないとのこと。弱って萎れかけた個体でない限り、水切りは必須ではありません。

ただし、切った茎をしばらく放置するとどんどん乾いてきてしまって、水を吸う力が弱まるため、切り戻した植物はできるだけすぐに清潔な水に浸けるようにしましょう。

②花瓶が汚れていたら中性洗剤で洗う(適宜)
「なんか水がすぐ汚れるな」というときは、だいたい花瓶の方に問題があります。植物と水が入った花瓶の中では、すぐにバクテリアが繁殖して、バイオフィルムと呼ばれるヌルヌルを作ってしまうのです。
水を清潔に保つために、我が家では花瓶用の安いスポンジを1つ常備しておいて、薄めた食器用洗剤で洗っています。
大きい花瓶はお風呂場に持ち込んで、お風呂場用の洗剤で洗ってしまうこともあります。
洗剤の成分が残っているとお花に負担がかかる場合があるので、よく水で洗い流すのがポイントです。

③花瓶の水を換える(夏場は毎日、冬場は2~3日に1回)
水はふつうの水道水を使います(水の量については有料部分に少し追記します)。
その際、切り花用の鮮度保持剤があると花がより長持ちしたり、蕾が綺麗に咲いたりします。

▲我が家で使っている栄養剤はこちら
(この記事のリンクはAmazonアソシエイトのものなので、こちらから買っていただくとご購入者さんの負担なく、Amazonから筆者に小銭が入ります。名前だけ控えて他で買っていただいてももちろんOK。)

花屋時代のお店でも同じものを使っていました。
花瓶の中の水を清潔に保つ効果もあるため、せっかく切花を飾るなら1ボトルは常備しておきたいアイテムです。

切り花のお手入れの原則は「水をきれいに保つこと」
あくまでイメージとしてですが、「常に人間が飲んでもいいくらいの綺麗な水をキープする」ようにします。
夏場は水温が高いのでバクテリアがよく繁殖し、水がすぐに濁るため、ビギナーさんが切り花を飾り始める時期としてはちょっと難易度が高めです。
(とはいえ冬場に飾り始めるのもあまりおすすめしません。この理由も有料部にて解説します。)

 

■よくある失敗(というほどでもないミス)

ふだんSNSなどで写真を見て、「それはやらない方が切り花のお世話が楽だよ……!」と思う状態があります。主に下の写真の2つ。

それぞれ、どこに改善の余地があるかお分かりでしょうか。

まずは左側の、フラスコ型の花瓶の方。

黒い矢印で指した部分。花瓶の口が小さいため、葉が密集して通気性が極端に悪くなっています
花瓶の中には当然水が入っているので、なかば密閉された中の空気は湿度が高くなり、やがて茎にカビが生えます。
いちどカビに侵されると、相当生命力が強い種類でない限りそのまま弱ってしまうため、花瓶の通気性は意識して使う必要があります。

改善方法としては、花瓶の口にかかる葉っぱを切り落としてしまう、または口の広い花瓶に替える、などが考えられます。

こちらの花瓶は口が広く、一見通気性が確保されているように見えますが、葉が水に浸かっています。
多くの植物の場合、葉が水の中にあると、水がすごいスピードで汚れますバクテリアに分解された葉がドロドロに溶けてくることも。

水に浸かる部分の葉は切り落とす、水が少なくても大丈夫な植物(後述)であれば水の量を減らす、などの対策が取れます。

ちょっと勿体無く感じますが、花瓶の口より下にくる部分の葉は全て切り落としてしまうのが安心です。

 

さて、ここからは花瓶の形別に、お花の飾り方を考えていきましょう。

自宅で飾るものですから、もちろん完全な正解なんてものはありません。飾った方自身が「いいな」と思えばそれで完璧です。
とはいえ、活用するのが難しい形の花瓶や、実は使いやすいのにそこまで脚光を浴びない形の花瓶も、まあまあ世の中にあるもの。

それぞれの使い方のポイントを、実例写真を交えながらご紹介します。

 

■ビギナーさんに一輪挿しをおすすめしない理由

これからお花を飾ろう!と思ったとき、ビギナーの方に特に人気なのが「一輪挿し」。ちょうど切花を1〜2輪飾れるほどの、小ぶりで手頃な花瓶です。

ですが一輪挿しタイプの花瓶は、家に置く1つ目の花瓶としてはあまりおすすめできません。

この続きを読むには
購入して全文を読む

JUNERAYが書いた記事まとめ(2023年1月〜)

今まで書いた(参加・出演した)記事一覧です。下の地層に行くほど古くなります。(最終更新:2023/12/28)
▶︎2022年までの記事はこっち
▶︎描いた絵はこっち

 

magazine.cainz.com

市販のお正月リースを改造する記事です。25日まではクリスマス花材ばかりなので、撮影用の調達が一番大変でした。

 

こちらのドリンクのレシピを担当しました。わたしもヘッドスパ受けたい。

 

juneray.hatenablog.com

アドビさんのPR案件なのにこんな好き放題していいんか。

 

荒木町のバー花曇りさんで、ワインのミニワークショップを開催しました。お越しいただいた皆様ありがとうございます!

 

omocoro.jp

参加しました!ベリベリークリスマスは今も愛用中です

 

無印良品 東京有明さんの3周年イベントに、新ドリンク2種を含めたCAN-PANYの製品をご提供しました。

 

www.fukuinkan.co.jp

福音館書店さん『ちいさなかがくのとも』12月号の付録冊子に掲載されるエッセイ、【12月のとっておき!】を寄稿しました。あこがれのぐりとぐらに近づけたような気がしてうれしいです。

 

dailyportalz.jp

この撮影の直前、締め切りがやばすぎて徹夜しており、ほぼ3徹で敢行したため体調をぶっ壊しました。睡眠は大事。

 

omocoro.jp

原宿さん、みくのしんさんにご出演いただきました。楽しい1日だった!!!!

 

magazine.cainz.com

カインズから出た微アルコールビールのBeDiy、コンビニやスーパーでも売られてほしいクオリティでした。

 

omocoro.jp

去年と同様、解禁と同時に書き始めてその日のうちに公開されました。私でなくこれを許してくれるブロス編集部さんがすごい。

 

www.e-aidem.com

出演しました!楽しい撮影だった〜〜!!!!!

 

isozine.base.shop

ワクサカソウヘイさんのZINEに寄稿しました。小説のようなノンフィクションです。

 

こちらのレシピを担当しました。ホップを育ててくれたお子さんたちに美味しく飲んでいただけただろうか……

 

さいたま国際芸術祭2023にて、L PACK.様の作品に用いられたドリンクの開発に協力いたしました。『珈琲の湯』と題した文章をCAN-PANYスタッフに共有し、それぞれの解釈で製造にあたっていただいたので、味が何種類あってどれが何なのか私にもわかりません。原材料が同じでも製造方法で味わいのバリエーションが出せるという、楽しい試みでした。

 

dailyportalz.jp

友人からお土産にいただいた謎のウイスキーのご紹介です。

 

omocoro.jp

参加しました。アステカ神話Wikipedia面白いよ。

 

omocoro.jp

参加しました。チポートレイソースうますぎる

 

r.gnavi.co.jp

こちらのドリンクを監修しました!

 

omocoro.jp

ほかおに限定ラジオに初登場しました!ジャックフルーツは冷凍庫に戻しました

 

lidea.today

辛さは痛みだし、辛い食べ物は痛みで快感を得ているだけらしい。

 

dailyportalz.jp

旅のラジオのお二人にご出演いただきました。

 

ご来場いただきました皆様ありがとうございました!!よりビギナーさんにやさしい第2回も画策中です。

 

magazine.cainz.com

コーヒーノキ、成長しすぎて根がガラスを割りそうな勢いです。

 

www.kokuyo.co.jp

THE CAMPUS FLATS TOGOSHIさんのカフェドリンクをかんしゅうしました。CAN-PANYの缶・瓶飲料もお取り扱いいただいてます。

 

www.hotpepper.jp

スンガリーさん、この後プライベートで伺いました。素敵でおいしいお店です。

 

daikanyama-tc.com

渋谷区が運営する代官山アートスクールにて、25歳以下の学生さん限定ワークショップを開催しました。小学生さんが参加してくださって嬉しかった!!

 

omocoro.jp

原宿さん、加藤さん、みくのしんさんにご出演いただきました。なんなんだこのオチ。

 

juneray.hatenablog.com

SAKE Streetの二戸さんにご協力いただきました!アドビさんのPR記事です。

 

dailyportalz.jp

きゅうりの水分量を見極めるのがミソです。

 

omocoro.jp

シール帳ってあったよねえ、またタイルシール貼りすぎて留金がしまらなくなりたいね。みくのしんさんにご出演いただきました。

 

www.rentio.jp

スロージューサーがあるくらし、夢すぎる……スイカはスロージューサーで絞ってジュースにすると本当においしい

 

dailyportalz.jp

大同電鍋を買ってから自炊がすごく捗っています。台湾で爆売れしている理由がわかる。

 

omocoro.jp

OMOBON02に数ページの漫マンガを寄稿しました。つまらないことでお馴染み、人の夢の話をくらえ!

 

omocoro.jp

オモコロ杯2023年にて審査員を務めました。2021年春に必死にオモコロ杯用の記事を書いていた自分に、2年後審査員になってるよって教えてあげたい。

 

dailyportalz.jp

おにやんまくん!!!かわいい!!!

 

dailyportalz.jp

2つ下の記事の後編です。Z fcは見た目がかわいい、不便なところもわりとある、でも本当に見た目がかわいい。

 

worksight.substack.com

コクヨ WORKSIGNTさんにインタビューしていただきました。写真がぜんぶきれい!

 

dailyportalz.jp

出演した記事。カメラが好きな人たちのカメラの話を聞くのは本当にたのしい。

 

t.co

コカ・コーラが提供する「毎ドラ部 presented by GEORGIA AIイラストメーカー」のPR記事です。イラストレーターさんの絵をAI に学習させているそうです。

 

こちらのドリンクのレシピを担当しました。晩柑の香り、ちょっとスパイシーな感じがしてとても好きです。

 

t.co

はてなブログさんとのタイアップ&途中から有料ですが、自宅にお花を飾る際のノウハウをぎゅっと詰め込みました。花瓶にお困りの方はぜひご覧ください!

 

t.co

カビたレンズも一種の表現なのかもしれない。このあとα77Ⅱ買いました。

 

www.rentio.jp

ボタン1つでエスプレッソが出るの、意味わからんくらい嬉しい

 

magazine.cainz.com

梅樹園さんの梅干し、おいしすぎてうっかりつまんでしまうので、棚の見えづらいところに隠しました(たまに見つけて喜ぶ)

 

dailyportalz.jp

山椒の葉とレモンのパウンドケーキ、すごくおいしかったから定期的に作りたい 我が家の山椒には頑張ってほしい

 

BRUTUSさんにインタビューしていただきました。見開きでのってます!

 

dailyportalz.jp

チリトマトヌードルってどうしてあんなにおいしいんだろう ここだけの話、PROの方がちょっとだけ大きめに好きです

 

dailyportalz.jp

謎の種子をガーゼにくるんで、水の中で揉むとプルプルのゼリーができる←何?????

 

dailyportalz.jp

氷出し緑茶、面倒なだけあってうま味ジュワジュワドリンクになってすごかったです ただし洗い物は最悪

 

omocoro.jp

マイケル・ポーランの本どれ読んでも面白すぎるよ この記事きっかけに図書館に行ったり本屋さんで買ったりしてくれた方がけっこういらしたようで、ライター冥利に尽きます(そして重版もかかってうれしい)

 

dailyportalz.jp

↓をDPZの石川さんに取材していただきました

 

ドリンクブランドのレシピ開発チーフに就任しました わたしが考案したレシピのドリンクが買えるようになります!

 

nlab.itmedia.co.jp

スミノフの限定イベントにご招待いただいたPR記事です!!大人になってから入るボールプール、楽しすぎる

 

dailyportalz.jp

無印のレトルトカレー、おいしすぎて最近ちょっと怖くなってきた

 

女性セブンにちいさいコラムを載せていただきました 病院の待合室に置いてある雑誌に載れてうれしい

 

www.e-aidem.com

SBRの座談会に参加しました!!!ギャラクシーさん、加藤さん、みくのしんさん、わたし!!!ジョニィっぽい服着ていったの最後まで誰にも気づかれんかった

 

dailyportalz.jp

調理用バナナのソテーうますぎる

 

magazine.cainz.com

なんでも花器にしちゃおうのコーナー 塩ビパイプのアレンジメント、かわいくてお気に入りです

 

omocoro.jp

マンスーンさん推しのインターナショナルスーパーマーケットで買い物をしまくる記事です 参加者さんは原宿さん、マンスーンさん、ヤスミノさん、わたくし
シュバとてもおいしかったからまた食べたい

 

ワークショップをやったよ 参加してくださった皆さんありがとうございました! またやりたいな〜〜〜

 

選書フェアにお招きいただきました!!うれしすぎる!!!

 

dailyportalz.jp

渋谷ファッションウィーク2023のPR記事でした。切りジャー懐かしすぎて死ぬ

 

dailyportalz.jp

3ykさんの記事に出演しました!仏花のルールは信じなくていい、菊もアスターも家に飾りまくろう

 

filmaga.filmarks.com

エブエブめちゃよかったなあ また観たいな

 

dailyportalz.jp

このあいだ「匿名ウーパールーパー」が出て嬉しかったです

 

www.lalabegin.jp

LaLaBegin3月発売号「酔いっぱり上手のおうち晩酌案内」で、3.3ページ分まるっとご紹介いただいてます。かんたんおつまみレシピ7品、推しの酒紹介3品です。

 

nlab.itmedia.co.jp

あらごしシリーズのPR記事がたいへん評判よかったらしく、ありがたいことにPR2回目でした。酒のPR企画メチャうれしい

 

juneray.hatenablog.com

アドビさんのPR企画記事です。フリーライターの確定申告で実際に何が起きているのか、包み隠さずお話しします。

 

omocoro.jp

メイクについてワイワイ話すだけのチャットに参加しました た〜のしい!!

 

dailyportalz.jp

さくらいみかさんの記事。園芸のアドバイスをする人として出演しています。

 

media.osakastationcity.com

初稿出したあとの編集さんのフィードバックが「もっとのびのび、好きなように書いてください」で面白かった記事です。好きなように書いた結果こうなりました。

 

dailyportalz.jp

“贈答品の選択肢として、花というものは独特だ。
なにせ、「きれいでいい香りがする」以外の用途がない。食べ物のように血肉になったり、インテリアのように生活が便利になったりすることはない。”

 

t.co

ブックオフに行ったことがない(⁉︎)ギャルちゃんとお買い物してきました。編集部の意向でギャル時代の自撮りから記事が始まります。なんでよ

 

lidea.today

ウツボ、ワニ、カーボロネロを料理して食べました!ワニ肉食べてみたかったからうれしい メチャおいしかった

 

dailyportalz.jp

生ハムを添えたしょっぱいフレンチトーストのことが大好き

 

magazine.mercari.com

↓のさらに続編

 

magazine.mercari.com

↓の記事の続編 おすすめワインとグラス編

 

magazine.mercari.com

DPZ編集部の安藤さんにインタビューしていただいた記事です。ワイングラスってなんであの形なの?などの話をしています。

 

dailyportalz.jp

かわいいガラスの蒸留器

 

dailyportalz.jp

曙産業さんのこのティーポット、本当に毎日使ってます。

 

omocoro.jp

AIが考えたカクテルレシピを再現しました。ドラグ=ナイツのイメージカクテル、いい感じの素材見つけて再挑戦したいな……

 

nlab.itmedia.co.jp
梅乃宿酒造さんのフルーツリキュールのPRです。みかんとりんごがお気に入り

「確定申告はヤバい」って聞くけど、実際何が大変なの?【開業初年のライターの場合】

TwitterイラストレーターさんやYoutuberさん、筆者のようなwebライターをフォローしていると、この時期に全員が叫び始める言葉がある。それが「確定申告」だ。

確定申告。企業で働いている方や、学生さんには馴染みのない言葉かもしれない。
入社面接で「好きな四字熟語は?」と訊かれて「確定申告です」と答えようもんなら「ほう…君、おもしろいね」となることうけあいだが(この発言に責任はとれない)、なぜこの時期に、みなこぞって「確定申告」と叫びだすのだろうか。

しかも次に続く言葉はおおむね「いやだ」か「つらい」だ。地獄の釜の底でももうすこしヌルいと言わんばかりに苦しんでいる人もいる。

そこで、この記事では「確定申告ってどんなもんよ?」という話とともに、実際に去年の今頃ものすごく苦しんでいた筆者の、阿鼻叫喚のレポートをお届けしたい。

筆者自身は開業してからまだ2年目で、自動車でいえば初心者マークも剥がせないような有様だ。節税のノウハウや、帳簿付けのコツなどは到底お伝えできない。
これは「確定申告のことぜんぜん知らないし、今のところ縁もないけど、皆が何に苦しんでいるのか知りたい」という方向けの記事だ。
デスゲームの観客のような気持ちで、ワイングラス片手に猫ちゃんでも撫でながらお読みいただければ幸いである。

(それとも、あなたも確定申告を行う個人事業主せんゆうだろうか。なあ。あんたは何月からレシート溜めてるんだい、へへ…焚き火にでもあたって傷を舐め合おうや……)

この記事は、アドビさんのPR企画「僕と私の確定申告」に参加しています。

 

 

そもそも確定申告ってなに?

確定申告の目的は、「このくらい稼いだから税金○円おさめま〜す」と国に伝えて、実際にお金を納めたり、納めすぎている場合はその分を返してもらったりすることだ。

毎年、会社員やパートタイムの方には、年末調整の紙が回ってきて、名前や住所のほかに保険料、扶養家族がいるかなどの事項を記入しているかと思う。
それを筆者のような個人事業主フリーランスで働く個人)や、副業収入が多くある人などは、自分で計算して納税額を申告しなければいけない。

そして(ややこしい話だが)、税金は「所得」にかかるのであって「収入」にかかるわけではない

この時点で「ややこしい、意味がわからない」と思う方もいるだろう。筆者もそうだった。

具体的に説明すると、筆者はフリーライターなので、収入の多くは「原稿料」だ。
原稿(皆さんから見て「記事」)を書くためには、取材に出かけたり、紹介する商品を買ったりする必要があり、この「仕事をするために払ったお金」を「経費」と呼ぶ。

つまり、「原稿料」から「経費」を引いたお金が「所得」となり、経費をちゃんと計算しないと、税金を必要以上に払わなければいけなくなるのだ。

フリーライターの確定申告作業は、だいたい会計ソフトに「経費を登録」と「収入を登録」して、それを帳簿として提出する流れ。文章で書くと1行だけど、これがとんでもねえのである。

去年の筆者に実際に何が起こっていたかを聞いてほしい。

 

「事業主貸」と書いて「プライベートで使ったお金」と読めるか

個人事業主として仕事を始める人は、国に「開業届」というものを提出する。
その後青色申告承認申請書」という、漢文か?というくらい長い名前の書類も出すのだが、これは要するに「細かく帳簿つけるから、そのぶん税金を優遇してちょ〜だいよ」とお願いするためのものだ。
(ちなみに「青色申告承認申請書」は開業してから2ヶ月以内に送らないと、その年の税金はあんまり優遇してもらえないどころか、そもそも提出すべき書類が変わるというトラップが張られている。戦いはすでに始まってるってワケ……。)

個人事業主の帳簿付けを助けてくれるのが「会計ソフト」。これがないと、確定申告の際にお金の計算などをすべてアナログで行わなければならない。
筆者の美容師さんが「開業したての頃、確定申告書類を手書きで提出したことがあるんだけどね……本当に、地獄だったよ」と、苛烈な戦局をくぐり抜けてきた老戦士のような顔をしていたことを鮮明に覚えている。

会計ソフトは買い切りでPCにインストールするものや、サブスクリプション形式で登録できるものなど、機能やデザインで選択肢がいくつもある。これを選ぶ時点でポケモンの冒頭くらい悩んだ。

口コミを集めるものの、聞けば聞くほどわからなる弱者こと筆者(けっきょくトップページのデザインの良さで選んだ)

 

会計ソフトを導入したら、まず行うことは銀行口座やクレジットカードの同期。
要は「クレジットカードを使ったら、その明細が会計ソフトにすぐに反映されるようにする」ことだ。
最近のソフトは非常に優秀なので、取り込んだ明細ひとつひとつを分析して「こういう目的で使いましたね?」とサジェストしてくれる。
間違ってなければ「そうで〜す」とそのまま登録して、違っていたら「いえいえ、目的はこれで〜す」と修正する。

ここで出てくる考え方に、「勘定科目」というものがある。こいつが本当に癖者だ。

勘定科目とは、ざっくりいうと「お金の用途はなにか」を分類したもので、たとえば取材に行く際の電車代や、打ち合わせで使ったカフェのコーヒーなど。
しかしこれを「電車代」や「コーヒー代」などと気軽に呼ばせてくれるような確定申告ではない。あいつは友だちなんかじゃない。
相応の名前をつけて分類する必要があり、たとえば

電車代→旅費交通費
コーヒー代→会議費

といった具合だ。この程度ならまだいい。
インターネット料金やサブスクリプションの支払いは「通信費」だし、「プライベートで使ったお金」に至っては「事業主貸(じぎょうぬしかし)」なんて見慣れない単語を割り振らなければならないのだ。

考えてみてほしい。今までの人生で、スーパーで卵と牛乳を買うのに「事業主貸♪」と思ってお金を払ったことがあるだろうか?
確定申告の沼にハマるとそうなる。これは恐ろしいことだ。

 

レシート、それは負の具現

開業したてでレベル1の、まだ初期アバターで右往左往している個人事業主に向けた記事を読むと「まずは、プライベートの口座と仕事の口座を分けましょう」とアドバイスされる。
それはそうだ。年間何百回行っているのかわからない支払いの一つ一つに、これは経費……これは経費じゃない……と組み分け帽子さながらの仕事をするよりも、「この口座から出しているということは経費だ」と判断する方が容易い。

しかし現実はそうもいかない。
きっと経験があるだろう、クレジットカードで支払おうとしたら「うち、現金だけなんです」と言われるお店や、「今ならPayPayで○%還元!」なんてキャンペーン。
そうか、じゃあ現金で支払います。PayPayで支払います。そこで事業用のクレジットカードの出番はない。結果的に、大量のレシートを見ながら「これは現金……これはカード……」と仕分けをすることになる。

脳内イメージ HPゲージがアホ長いボスを1撃ずつ削っていくような作業

最近の会計ソフトは、レシートをスキャンするだけで現金支払いの会計を帳簿につけてくれるが、「間違えて同期済みのクレジットカードで支払った明細を登録すると二重会計になる」なんてトラップもある。
ここはダンジョンなのか?どうして一歩進むたびに試練が待ち構えているのか?義務教育で簿記を教えてくれなかったのは何故?そんな叫びは誰にも届かない。だって筆者は個人事業主で、ここには筆者以外に誰もいないのだから。

と思いきや、歴戦の勇者(開業十数年目の個人事業主)たちの遺言のようなアドバイスを、SNSで拾えることもある。

最終的には、提出の締め切りが迫る3月の頭に、1年分のレシートを全て並べて処理をしていくことになった。

幸いすべてのレシートや領収書をとっておいていたので、数百枚の紙切れを時系列順に整理して、一枚一枚精査するという本当に……ほんとうに「それだけ」の仕事だ。筆者が舐めた辛酸でタイ料理屋が一軒立つ。

何が辛いって、この紙の一枚一枚すべて「自分がお金を払った証拠」なのだ。
これらは具現化したマイナスだ。マイナスの証明のくせに束になった紙は分厚く、無印良品で買ったドキュメントファイル(勘定科目:事務用品費)は、すぐにボタンが締まらなくなった。アコーディオンさながらに開いて雑多な書類を見せつけてくる半透明のファイル。あいた口がふさがらないのはこっちなんだよ。


経費でできていく身体、お嬢様になりゆく脳

フリーライターをしていると、妙なレシートがいくつもできる。
筆者はふだんオモコロや、デイリーポータルZなどで書いている面白メディアのライターなので、特に様子がおかしい。

たとえば、牛乳を一本だけ買っているレシートだ。
これは一見プライベートの出費のようだが、そうではない。カクテルを作る記事のために、割り材として購入したものだから、立派な経費だ。

その他にも、ひき肉を買ったレシートや、大量の野菜を買ったレシートなんてのもゴロゴロ出てくる。このあたりでだんだん不安になってくる。

これらは仕事で使ったとはいえ、最終的には筆者が食べたものだ。自分の血肉となったものを「経費」と計上するのはいささか冒涜的なのではないか?

これは会計処理の問題ではなく、筆者のメンタルの話だ。気にしすぎるきらいがあるので、こういうことを考え始めると気が散って業務に集中できなくなる。
自宅で仕事をし、食べ物や日用品を紹介する記事を書いていると、どんどん生活が切り売りされていき、もはやこの肉体の一部は経費でできているようにすら思えてくる。

さらに恐ろしいことに、帳簿付けを行っている間は本業の原稿がまるで手付かずになっている。

筆者のメンタルに限界がきたのは、推し(具体的には空条承太郎のフィギュアを計上しなければいけなくなった時だった。
ネットで調べる限り、記事の企画で使ったこのフィギュアは「消耗品費」らしい。消耗……?空条承太郎は決して消耗なんかされないが???

なにもかもがわからなくなって、緊張の糸が切れた筆者が切ったカードはこれだった。

脳内にお嬢様を召喚した。

会計処理が辛いなら、脳内に別な人格を作って、そいつに任せたらいい。
残念なことに、筆者の脳内でお金に強そうなのはお嬢様しかいなかった。

オーッホッホッホ!レイ財閥のジューンですわ!このわたくしにかかれば会計処理なんてお茶の子さいさいでしてよ!まずは思い切って税務署に電話してみましたわ〜!!
税務署のじいや曰く、空条承太郎のフィギュアは(最終的にどなたのお屋敷へ招かれるかによって)「取材費」「消耗品費」または「立替金」のどれかになるそうですわ♪「取材費」なんて便利な科目がありましたのね〜ッ♡

(他の用事の問い合わせの際に電話に出てくれたのが偶然税理士さんだったため、勇気を振り絞って訊いてみたら親切に教えてくれた。この記事を読んでいる方の多くが思っていることだろうが、脳内にお嬢様を召喚する前に現実の税理士さんに依頼した方が良いに決まっているのだ。)

2022年3月8日(申告締め切り一週間前)の筆者の日記でその時の状態がありありと見て取れる。「事業主貸」を「勘定主貸」とか書いてる時点でこいつはもうダメだ。


大量の請求書やレシートとの戦い以外にも、「固定資産台帳の管理」(カメラやPCなど高額の買い物は資産として減価償却する)や、「家事按分の計算」(家賃や通信費など、仕事とプライベートの両方で使っているものの割合の算出)など、中ボスクラスの戦いがちょいちょい挟まる。
取引先から送られてくる書類には間違って捨てると詰むものもあり、それらを全て処理したとしても、先にあるのは「足りなかった分の税金の追加納付」かもしれないのだ。

ここまで読んだら、タイムラインの個人事業主たちが一体何に苦しんでいるのかがよく分かるだろう。

繰り返しになるが、できることなら顧問料を支払って税理士さんに依頼するのが賢明だ。

 

大量の書類に悩んでいる方にはAdobe Acrobatがおすすめ

とはいえ、顧問料もそう安くはない。
筆者のような開業して数年目の個人事業主などは特に、自力でググってなんとかしようと思っている方が大半のはずだ。そして(人によっては)大量のレシートに埋もれることになる。

この記事はAdobe AcrobatというPDF編集ソフトのプロモーションだが、筆者も開業した当時からこのソフトを使っている。具体的には下記のような業務で。

①pdfの読み取り、編集や保存
②複数のpdfの結合
③pdfの容量の圧縮

編集部とのやりとりの際、大量のレシートのスキャンデータを送ることがあるため、特に②の機能は頻繁に使う。これのおかげで「receipt_01.pdf」「receipt_02.pdf」みたいな間抜けな複数ファイルを添付することがなくなった。

しかも、最近では「Adobe Acrbat オンラインツール」として、オンライン上でさまざまな機能を簡単に使えるようになっている。

これからは電子帳簿保存法の関係で、pdf化した書類と向き合う機会も多くなるだろう。
スマートフォンで使える「Adobe Scan」というアプリには、写真を撮ることで書類をスキャンできる機能もある。

OCR機能があり、取り込んだ書類のテキストを自動で認識してくれる。書籍モードを使えば、長文のドキュメントも高品質でスキャン可能だ。

サブスクリプション料金は2023年2月現在、年間払い(月々払い)で税込1,980円。経費にするなら勘定科目は支払手数料、通信費、消耗品費あたり(このあたりの解釈が税理士さんによって異なるのも、確定申告の恐ろしいところだ)

やや割高に思えるが、謎の無料アプリで大切な書類を保存したり、ワイプしてくる広告を律儀に避けながら編集したりするよりもずっと安心で、効率もよいと思う。
見積書や請求書作成などの日常業務にも使える上、トライアルは無料なので、ぜひ一度試してみてほしい。

筆者も去年の春までは、自分が個人事業主として確定申告の沼に沈むとはこれっぽっちも思っていなかったのだ。
人生に関係のなさそうなサービスが、ある日突然必要になることもある。だから今回は、名前だけでも覚えて帰ってくださいね(芸人さんがやるかっこいい挨拶)。

 

……ちなみに今年の確定申告はどうなのかって?
オーッホッホッホ!7月から手付かずのレシートがぜんぶドキュメントボックスに突っ込んでありますわ!人間は愚かですことね〜〜〜!!!!

 


Adobe Acrobatの様々な機能がオンラインで使える、「Adobe Acrobat オンラインツール」の詳細はこちら▼

Adobe Acrobat 確定申告特集ページ

www.adobe.com

Adobe Acrobat オンラインツール

www.adobe.com

●機能1「PDFを編集する」

www.adobe.com

●機能2「複数のPDFをひとつに結合」

www.adobe.com

●機能3「PDFのファイル容量を圧縮」

www.adobe.com

上記以外にもさまざまな機能があるそうですわッ♡ぜひチェックしてみてくださいましね〜!

 

キャラクターイメージカクテルのアーカイブ

※カクテルの内容、要素、材料等はすべて個人の解釈によるものです。一部公式に許可をいただいているものを除いて、原作者様、出版社様、キャラクターとは一切関係ありません。

 

下の地層に行くほど過去に作ったものになります。

 

ユースタス・キッド(『ONE PIECE』)

イメージの国がスコットランドとのことで、スコッチウイスキーがベースのシンプル&荒くれ味です。
グラス周辺には、カクテル器具が磁力で引き寄せられています。リプライツリーにアップした動画もよければ見てね(くっついてる様子がわかりやすいはず)。

 

 

クロコダイル(『ONE PIECE』)

・葉巻のイメージから、スモーキーなウイスキーをベースに、ドライヴェルモット、ドランブイ、オレンジビターズを使っています。
・リムの砂糖は纏わりつく砂のイメージ。砂漠の砂をモチーフに、黒砂糖ときび砂糖を砕き混ぜて高温で乾燥させました。
・表面上甘い(英雄としての顔)のに中身はドライでめちゃくちゃ強い、彼の二面性を思わせる一杯です。
ドランブイというリキュールは、味方に裏切られて負けた王位請求者が世に広めた酒というエピソードがあります。
・オレンジビターズを使っているのは『BLOOD AND SAND(血と砂)』というクラシックカクテルのオマージュです。
・中の2色のチェリーは装飾品💍のイメージ。
・(長年推してるキャラクターなのでピックの飾りを作ってみましたが、ややコレジャナイ感があるので精進します…)

 

 

ドンキホーテ・ドフラミンゴ(『ONE PIECE』)

パラチニット(飴細工用砂糖)で、彼の技である「鳥カゴ」を再現しました。

刺さってる羽も飴製のため、酒の色が徐々に赤く変化します。血に染まるドレスローザをお楽しみください。

omocoro.jp

パラチニットとシリコン型はこの企画で買っていただきました

 

イード・ミスタ(『ジョジョの奇妙な冒険』第五部)

グラスの柄も砂糖を使って描いています 銃弾型の氷がポイント

チョコラータ(『ジョジョの奇妙な冒険』第五部)

緑色の綿飴を使ってカビの菌糸を表現しています。本体にはチョコレートリキュールを使用。

omocoro.jp

詳しくはこちらの記事をご覧ください

 

 

オモコロスーパーディーナーショー〜オンラインの宴〜
ARuFaさん、永田さんイメージカクテル

●ARuFaさん
「トマト、オレンジ、ライムのシロップを3回濾過し、透明にすることで「虚無である」というARuFa様の本質を再現。そこにご好物の激辛チリソースとテキーラを加えました。
飴製の目線で混ぜてからお召し上がりください。」

●永田さん
「永田様が長年プレイされている人気トレーディングカードゲームMagic the Gathering』より、有名カードの「Black Lotus」をイメージしたカクテルです。
メインは蓮茶を漬けたジン、グラスの飾りには、こちらも永田様がお好きでいらっしゃるという麻雀の牌をかたどった砂糖菓子をあしらいました。お好みで混ぜてからお召しあがりください。」

実物はぜひDVDにてご覧ください。▼

omocoro-store.com

 

 

鶴見 篤四郎(『ゴールデンカムイ』)β版

幻覚と向精神作用があり禁止されたアブサン、甘い香りのホワイトラム、ビターズオレンジピール
赤い汁はグレナデンシロップを炭の粉をつかって赤黒くしたものです。

まだβ版なのでそのうち作り直す予定です。

 

 

空条承太郎(『ジョジョの奇妙な冒険』第三部)

omocoro.jp

詳しくはこちらの記事をご覧ください(ほとんど知らない状態ですが、犬夜叉さん、ちいかわさん、菊地真さんのイメージカクテルも作っています)

JUNERAYが描いた絵まとめ

今まで描いた絵(の中でデータ残ってたやつ)一覧です。下の地層に行くほど古くなるはずです。

 

 

この記事この記事用に描いた絵 酒瓶の写真を撮り忘れて「描くか…」って描いたやつです(酒瓶の線画は一部写真のトレスです)

 

「存在しないビール」のラベル。BEER PEOPLE, GOOD PEOPLEという架空のブリュワリーから出てます。

 

 

3枚目の元画像はいまの名刺の柄です

 

mitosayaからドリンクが出た時に描いたもの 結局使いませんでした

 

この記事用に描いたもの。ガラケーのホムペの素材です。

 

この記事用に描いたもの。カラーの3枚をボツにして、結局化学くんにしてしまいました

 

パターンの練習

 

写真のコラージュに厚塗りを試したもの

 

知人のお店に提供したイラスト3点。

 

野草群

 

描いたはいいけど結局何にも使わなかったアゲート

 

㠀さんという知人の推し石(プルームアゲート)を書かせていただいたもの。
suzuriスマホケースになりました。

 

パイライトとペリドット 平沢進聴きながら描いてた記憶ある

 

2017年くらいの絵だと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

以下(ないと思いますが)無断転載防止用御守▼

【イラストの使用料金について】私JUNERAYの許可なく著作物を使用された場合、使用料として1日につき¥10,000を頂戴いたします。また、Twitterアイコンでの使用など使用期間が証明できないケースについては、一律¥50,000を頂戴いたします。
2022/07/15 JUNERAY